技術のまちの未来、どこから始める?—ロボカップジュニア・おおがきオープン
全国の「技術のまち」が苦境に立たされている。従業員の高齢化、若い担い手不足、IT化や新興国の台頭による産業構造の変化…。岐阜県大垣市も課題を抱えるまちの一つだ。古くからものづくりで栄え、時代に合わせて主幹産業を変えてきた。今また、新たな転換点を迎えているという。そんな大垣市がまちの未来を託すのが、“ロボット”だ。市は「先端技術のまちづくり」を掲げ、全国に先駆けて子どものロボット・プログラミング教育に力を入れ始めている。2019年9月下旬、18万人を集めた「ロボフェスおおがき」の会場の一角で、ロボット競技の大会が開かれた。そこにいたのは、ロボット本体もプログラムも自作してしまう約100人の...