医療的ケア児と家族を癒す「レスパイト」とは?—一般社団法人Kukuru
「コロナが広がって、施設を閉鎖せざるを得ませんでした」と、一般社団法人Kukuruの代表理事、鈴木恵さんは言う。Kukuruは沖縄県那覇市を拠点に、医療的ケアの必要な子どもやその家族を支援してきた。しかし、訪問看護や一時預かりといった事業は新型コロナウイルスの感染拡大で縮小せざるを得なくなってしまう。同じ時、親たちも不安を抱えていた。「この子や自分たちが感染したら、どうなるの?」と。こうした声を聞いた鈴木さんたちは、できることを探して事業を再開し始めている。緊急事態でも、だからこそ、子どもも親も一息つける「レスパイト(休息)」をつくろう、と。2020年10月、鈴木さんや利用者にオンライン...