車のエンジン、ぼくらも作れる?—三重県立津工業高校機械研究部
2022年2月、高校生がエンジンから自作した四輪車が人を乗せて走った。「日本初の試み」(担当教員)という快挙だ。取り組んだのは、三重県立津工業高校機械研究部の3年生4人。「ゼロハン」と呼ばれる排気量50ccのエンジンを載せた自作バギーカー「ゼロハンカー」競技に打ち込んできた4人だが、大会では市販のエンジンを使うのが通例だ。なぜ、彼らは難しいエンジン製作に取り組むことにしたのか。どうやって完成させることができたのか。大会や同校を訪ねて取材した。