病室を教室に変える「テレロボ」とは?—一般財団法人 ニューメディア開発協会
「学校に通いたい」——。病室からそう願う高校生たちがいる。病院内にある学校・学級は、小中学生を対象にしていることが多く、義務教育段階ではない高校生を対象とする教育機関は極めて少ない。そのため、小児がんなどで長期の入院となると、進級や卒業が難しくなってしまうという。そんな中、「テレロボ」を活用し、学校生活への遠隔参加を広げようと研究・開発を進めているのが、一般財団法人ニューメディア開発協会だ。病院から自分の高校に、テレロボで“通って”いる高校生がいると聞き、2021年12月、大阪市内の高校を訪ねた。