東大阪市にある株式会社オージーケーカブトは、自転車用ヘルメットやバイク用ヘルメットを開発する企業です。シティサイクルやロードバイク向けから、世界を舞台に戦うアスリートのためのものまで、そのジャンルはさまざま。それらの開発の一部に競輪とオートレースの補助事業が活用されています。
画像: 【提出】260424 CYCLEムービー④オージーケーカブト youtu.be

【提出】260424 CYCLEムービー④オージーケーカブト

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2025年まで自転車トラック競技のナショナルチームに所属していた、競輪選手の小原佑太選手もオージーケーカブトのヘルメットを着用する一人。どのような想いでヘルメットが開発されているかを知るため、本社オフィスを訪問しました。

歴史が物語る、確かな安全と強固な性能

小原選手:「以前、海外でヘルメット開発の風洞実験に参加した経験がありますが、実際の開発現場を訪れるのは初めて。せっかくの機会なので、いろいろとお話を聞きたいと思います!」

画像: オージーケーカブト本社を訪れる小原選手

オージーケーカブト本社を訪れる小原選手

オフィスに入ると、これまでに製造された製品が並ぶショールームがありました。その中には、小原選手が大会で着用したヘルメットも飾られています。

自転車やバイク乗車時の安全に欠かせないヘルメットは、どのような想いで開発されているのでしょうか。まずは、企画・広報担当の小川さんにお話を聞いてみます。

画像: 企業の歴史や事業の成り立ちを語る小川さん

企業の歴史や事業の成り立ちを語る小川さん

小川さん:「オージーケーカブトは1982年に設立。自転車のハンドル部分に使うグリップなどの販売製造からスタートしました。当時からヘルメットの販売もありましたが、多様な事業に取り組み、少しずつヘルメット事業に注力するようになりました。2002年からは日本自転車競技連盟(JCF)のオフィシャルスポンサーとして、ヘルメットを供給。トラック競技で使用するエアロヘルメットでは、選手たちの意見や、フォーム、身体データなどを参考にしたヘルメットの開発を行っています。

小原選手:「僕は高校生の頃から自転車競技の選手を目指していました。当時の選手が被っていたヘルメットや、僕が大会で着用したヘルメットもこちらのショールームに飾られていて、あの頃の気持ちを思い出します。日の丸がデザインされたヘルメットは、ナショナルチームに所属して初めて配られたもの。これを被かぶったとき、自分もチームの一員として日本を背負っているという自覚がより強まったのを覚えています」

画像: 小原選手がナショナルチームに所属して初めて被ったヘルメット

小原選手がナショナルチームに所属して初めて被ったヘルメット

そう言って、自身の経験を振り返る小原選手。オージーケーカブトでは選手の声をヘルメットの開発に活かすことはあっても、デザインに対する感想を直接聞く機会は少ないそうで、小川さんは「そんな風に言っていただけると私たちも非常に嬉しいです」と感謝の気持ちを伝えます。

小原選手:「自転車競技の選手にとってヘルメットはまさに命綱。過去に一度、落車をしてヘルメットが割れてしまった経験があります。幸い怪我はなかったのですが、ヘルメットがなければ頭蓋骨が割れていたと言われ、改めてヘルメットの存在意義を感じました。また、オージーケーカブトのヘルメットは日本人の頭のかたちに合わせてつくられているのか、走行時にずれたり浮いたりするなどの違和感がまったくないんです。いつも安心して走れています」

小川さん:「ありがとうございます。すべてのヘルメットにおいて、私たちは安全を第一に開発しています。これまでに蓄積してきたノウハウを活かしながら、競技用ではより選手に貢献できるよう空力性能の面でもさらなる発展を目指しています」

より軽く、早く。その追求が、選手の力に

安全第一につくられるヘルメットですが、日常的に使用するシティサイクル用なら快適性の向上により注力するなど、誰がどんなシーンで着用するかによって重視するポイントは異なります。では、トップアスリートが被る競技用ヘルメットの場合はどうなのでしょうか。開発部門の大田さんに、開発に懸ける想いやこだわりを聞きました。

大田さん:「競技用の場合は、ヘルメットだけでなく選手の体格や車体のサイズ、乗車時のポジションなども含めた上での空力性能を上げるよう考えています。選手のフォームや、身体データなどを共有してもらい、それをもとに開発しているんです。形状を変えると風の流れが調整され、ヘルメットから選手の肩に流れる風量を減らせるなどのメリットが生まれます」

画像: 開発プロセスについて語る大田さん

開発プロセスについて語る大田さん

歴代のヘルメットを手に取り、安全性や空力性能の進化について語る大田さん。ヘルメットに使用しているカーボン素材や形状の特徴についても教えてくれます。最新ヘルメット「AERO-SP6」の開発時には1万以上のパターンをシミュレーションし、9個の試作品を製造。そこからさらに数々の実証実験を行うなど、長い道のりを経て完成させたそうです。

風洞実験や耐久テストの現場を、その目で

ショールームを見学した後は、風洞実験や耐久テストを行う現場へ。風洞実験とは実際に風を起こしてヘルメットの耐風や空気の流れ、温度の変化などを計測すること。本格的な設備を前に、小原選手は少し驚いた様子を見せます。

画像: 風洞実験の様子を見学する小原選手

風洞実験の様子を見学する小原選手

大田さん:「風洞実験は社内でも行いますが、車体、身体を含めた実験は外部の大型風洞設備で行います。外部設備を利用する際にかかる費用などに、競輪とオートレースの補助事業を活用しています。安全性を保ちながら空気抵抗を極限まで下げるためにも、より高性能な設備が必要になってくるんです」

小原選手:「僕は普段、練習用のヘルメットを被っていますが、本番が近づくとレース用のヘルメットを被ります。それだけでタイムが0.1〜0.3秒程度縮まるんです。ヘルメットの空力性能は選手に大きな影響を与える存在。ここまで本格的につくってくださり、とても感謝します」

また、ヘルメットの耐久性を測る現場では、実際に社員の方からレクチャーを受けながらヘルメットを高所から落とす様子も見学しました。

画像: ヘルメットの耐久性を測る装置

ヘルメットの耐久性を測る装置

人の身長よりも高い場所で落とされたヘルメットからは激しい衝撃音が聞こえてきましたが傷ついた様子はなく、しっかりと衝撃を吸収していることが伝わってきます。

さらなる進化を求めて、これからも

ショールームや開発の現場を見てまわった小原選手。実際に企業の声を聞いて、どんな想いを抱いたのでしょうか。改めて今日の感想を聞いてみました。

小原選手:「僕はずっとオージーケーカブトのヘルメットを使い続けています。でも、そこにどんな歴史があり、どんな風につくっているのかを知る機会はなかったので、今日はとてもいい経験になりました」

大田さん:「現在は私たちオージーケーカブトだけでなく、自転車本体やウェアのメーカーと協業しながら、トータルで空力性能を磨くための開発を進めています。2028年には新モデルが発表できるよう、さらなる性能アップを目指している最中です」

小原選手:「すごく楽しみです。僕も競輪選手としてより良い成績を出せるよう頑張るので、オージーケーカブトの進化にも期待しています!」

小川さん:「私たちは性能をより磨き、小原選手はパフォーマンスを磨くというかたちで、お互いに頑張っていきましょう!」

今回の訪問で知った内容以外にも、たくさんの工程を踏んでヘルメットは完成していきます。自転車やバイクに乗るすべての人の安全のために。そして、記録更新を目指して走り続けるアスリートのために。オージーケーカブトのみなさまは、今日もヘルメットの開発を進めています。競輪とオートレースの補助事業は、これからも誰かのために頑張る人や事業を応援し続けます。

画像: さまざまなタイプのヘルメットが飾られたショールームで感想を語る小原選手

さまざまなタイプのヘルメットが飾られたショールームで感想を語る小原選手

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