一人ひとりが主人公になって、対話から、未来をともに創り出す
「TEAM EXPO 2025」は、万博のテーマを実現し、SDGsに貢献するために、多様な人たちがチームを組み、多彩な活動で万博とその先の未来に挑む参加型プログラムです。会場となるのは、人が主役のパビリオン「フューチャーライフヴィレッジ」。この日はフューチャーライフヴィレッジ交流イベント「ミライ✕未来ソーダ」が開催され、性別や年代の異なる18名の参加者によるワークショップが行われました。
参加者全員による「ソーダ!(そうだ!)」の合言葉で、ディスカッションがスタート
4チームに分かれて行われたワークショップは、「持続可能で豊かな未来社会を創る 〜地域の伝統や文化を持続させ、豊かな地域社会を創るには〜」をテーマに繰り広げられました。豊かな地域社会を創るための課題とは?課題解決のためのアイデアは何か?アイデアの実現可能性はあるか? 一人ひとりが主役になって、意見を出し合います。初めて会った人同士、最初はぎこちなさもありましたが、未来への想いをひとつにディスカッションはどんどん活気づいていきました。
いろんな考え方やアイデアに、真剣な表情で感心する姿も
参加者たちの言葉一つひとつに、未来社会への熱い想いが感じられた
ワークショップの最後には、各チームの代表者から課題やアイデアを発表。「世代交流がないという課題に対しては、子どもと高齢者が一緒に楽しめる場をつくったらどうか」「祭りの担い手が不足している。若い方に魅力的に感じてもらえるよう、海外の方に来てもらって盛り上げていけるといい!」など、さまざまな意見が飛び交い、会場は参加者たちの未来に向けた想いに満ちあふれていました。
「今日は人と言葉のつながりを感じることができました。これからは、いろんなことに興味を持って未来を生きていきたい」
「地域のこれからのため、未来を担う子どもたちのために何ができるかを考えていきたい、という気持ちになりました」
新たなアイデアや気づきを、行動を変えるきっかけに
交流イベント終了後、「TEAM EXPO2025」プログラムでの活動の発信、サポートを行っている、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 共創事業チームの前田篤志さんにプログラムにかける想いを聞きました。
前田さん:「万博というと、見るだけというイメージを持つ方も多いと思います。ですが、このプログラムでは全員が主人公となって、同じ想いをした人たちと一緒に未来につながる何かを創り上げていくことができます。
とくに近年はAIの発達が目覚ましいものの、それでも、人と人との会話からしか生まれないアイデアはたくさんあります。イベントに参加された皆さんにはぜひアイデアや気づきを持ち帰ってもらい、どんな小さなことでもいいので、ご自身の身の回りの行動をひとつでも変えてもらえたら嬉しいですね。それが未来につながっていくと思うので」
「万博がゴールではなく、未来へのレガシーとなってほしい」と語る前田さん
万博から、世界へ“つながる”情報発信を支える
そんな万博の魅力を世界へ発信する「メディアセンター」にも、競輪とオートレースの補助事業が関わっています。ここは、テレビ放送局や新聞、海外メディアなど情報発信の拠点となる場所。センター内には記者会見室やメディア向けワークスペースなどが設けられ、日々さまざまな情報を届けています。
さらに、ライブ情報カメラを会場内に設置してリアルタイムで視聴できるようにするだけでなく、万博協会が提供する映像やイベント情報を世界各国のメディアを通じて発信するためのプラットフォームなどもサポートしています。
会場を撮影した映像はYouTubeで観ることができる
未来へのワクワクも、SDGsの達成に向けた人々の想いも。国境を越えてすべてがぎゅっと詰まっていた「大阪・関西万博」。人と人がつながって創り出されるアイデアが新たな未来を切り拓いていく、そんな期待感と希望があふれる一日となりました。
PICK UP!!
公益財団法人JKA出展「ふとももEXPO」が期間限定で開催
2025年8月8日(金)〜8月29日(金)にわたって、日本発祥のスポーツ、競輪(KEIRIN)の魅力を世界に発信するべく万博に登場。さまざまな展示を通じて、人の生み出す競輪の躍動感が体感できるブースを出展しました。
「ふとももシアター」では没入感満点のシアターで競輪の疾走感やダイナミックさを感じたり、「ふとももライド」では実際に自転車を漕いでプロの選手と競争したり。全力で挑んだ後の、皆さんの清々しい笑顔や負けて悔しい表情がとても印象的でした。